障がい者雇用で書類選考が通らない!落ちる理由と解決方法

障害者雇用書類選考が通らない

障がい者雇用で書類選考が何度出しても通らないとか、落ちるのには理由があります。
その理由について解説します。

思い当たる人は、良く読んでこれからの行動に反映して見て下さい。

書類選考が通らない・落ちる理由

書類選考が通らない・落ちる理由は3つあります。

  1. 応募条件に合わない
  2. 応募書類の書き方が悪い
  3. 応募書類自体が駄目

それでは、1つずつ解説していきます。

応募条件にあわない

一番多いのが、この応募条件に合わない事です。
求人に掲載されている条件をよく確認してみましょう。

給与や、福利厚生ばかり自分にとって必要な事だけを見ていませんか。

採用担当をしていた当時、年間300-400人の応募書類を見てきました。

送られてきた応募書類は書類選考でスクリーニングされます。

スクリーニングは、企業で事前に決められてある最低の採用条件だと思って下さい。

学歴や年齢、キャリアやスキルだけが採用条件ではありません。

応募書類の書き方が悪い

応募書類は、面接で会ってみたいと思わせる事がポイントです。

多くの書類選考が通らない人は、「書類選考くらいどうして通らないんだ」と思っている人が多いでしょう。

以前、私はあるIT企業に転職を考えて直接応募書類を送ったことがありますが、書類選考が通りませんでした。

その時はどうしてなのか理由がわかりませんでしたが、今であれば解ります。

書き方が全く駄目でした。

丁寧に書けば良いという事でも無く、スキルやキャリアだけでもありません。
障がい者の応募書類は書き方があります。

これが、理解出来ないと書類選考は通らないでしょう。

ヒントは、障がい者枠の雇用で「会いたい」と思わせられるかです。

応募書類自体が駄目

たまにある話です。
私が担当していた時も、ありました。

出し方って?と思いますよね。
封筒の大きさや、書類の折り方ではありません。

これは、この後の解決方法で解説します。

書類選考が通らない時の解決方法

書類選考が通らない時の解決方法です。

  1. 応募条件に合わせる方法
  2. 応募書類の書き方を良くする方法
  3. 応募書類の改善

一つずつ解説します。

1.応募条件に合わせる方法

応募条件に合わせる方法は、過去の障がい者の採用実績を確認するのが良いです。

企業では、求人表に書かれている採用条件だけではありません。

残念なことですが、色々な多くの条件があり、スクリーニングで落とされています。

ですが、採用条件の詳細は外部からではわかりません。

そこで、大事になるのが過去の採用実績です。

求人票には、採用実績が書かれている場合があります。

また、採用を積極的に行っている企業では採用実績や過去に行った配慮を自社webサイトに載せてる場合もあるので、求人票だけでなく良く企業研究をしてみて下さい。

2.応募書類の書き方を良くする方法

応募書類の書き方は、会ってみたいと思わせる事ですが、これは確認の意味もあります。

専門分野や総合職の障がい者ではなく、一般の障がい者枠の選考で会ってみたいと担当者が思う理由が大事です。

その理由が、解れば書き方は解決されます。

それは、障がいへの必要な配慮です。

企業として、何を用意してコストはどれくらいかが重要です。

もちろん、キャリアや人柄も大事ですが、障がいへの配慮が可能かどうかが採用出来るか不可能かの分かれ目なのです。

それ以外の事は、よほど酷い内容で無い限り書類選考で落とすことはないでしょう。

なので、書き方のコツとしては、以下の事を気をつけます。

  • 継続して必要な治療
  • 仕事をする上で必要な道具や配慮
  • 通勤時間帯
  • 就業時間

などを明確にしておく必要があります。

その他にも、知っておいて貰う方が良いとお思うことは応募書類に書き込んでおきましょう。

障がい者の採用担当だれもがベテランではありません。

慣れている人であれば、書かれていない内容も積極的に聞いてきますが、多くの人は素人です。まずは、興味を持って貰うために、こちらから自分をアピールしましょう。

これが、書かれている応募書類は私なら確実に会って確かめてみたいと思います。
採用するポジションは、オープンポジションとして採用を進めながら検討をします。

3.応募書類の改善

応募書類の提出について

応募書類は、手書きではなくコピーでも構いませんが、使い回しだけはやめましょう。
コピー代がかかるのは理解はしますが、大変でも1企業1書類は用意して欲しいです。

理解のある担当者であれば問題ない場合もありますが、シワが多くつき、汚れた応募書類からは、やる気は感じられません。

内容以前に却下されます。

Q&A

採用実績が解らない企業は採用されませんか?
そんなことはありませんが、合理的配慮など慣れていないことは考えられます。
採用実績の他の調べ方はありますか?
ハローワークの相談員に聞くことで問合せをしてくれる場合もあります。
あとは、企業に直接メールで問合せをするのも良いです。
応募書類に必要な配慮を全て書くと書類選考が通らないように思います。

多くても全て書いておく方が良いです。企業側は応募してきた人を知りたいので、マイナスにはなりません。

また、そこで嘘を書いて採用されても配慮が足りなければ長く続きません。
どのみち、あなたに不利になるので、最初から書いておきましょう。

キャリアやスキルを活かした仕事がしたいです。障がい者として働く場合は望めませんか?
働けます。キャリアやスキルを活かした働き方に必要な配慮を明確にしておくことで可能です。
障がいがあり、応募書類を作成するのが困難です。それでも、使い回しは駄目ですか?

困難なのは大変だと思いますが、その困難を無いようにするために必要な配慮がありませんか。それが、解れば企業の担当者は会いたいと思うはずです。

それを、知りたがっています。

応募書類が、折り目やシワがなくきれいな状態でしたら使い回せますか?

やめておきましょう。自分では気づかない事もあります。
例えばですが、匂いです。

タバコを吸いながら書いた書類は、タバコを吸わない人には封書を開けた瞬間解ります。

このように、自分では気づかないこともあるので、応募書類がきれいでも使い回しはやめておきましょう。

まとめ

如何でしたでしょうか。障がい者が就職や転職の書類選考で通らない、落ちる理由と解決方法を解説しました。

ここまでの事を実行するだけで、今までより2-3割は書類選考が通らないのが改善されるはずです。

ですが、もっと7-8割の確率で書類選考が通るようにする方法があります。

それは、障がい者専門のエージェントを使うことです。

エージェントは、クライアントの企業の採用条件を知っています。
なので、あなたの条件に合っている求人を提案することが出来ます。

また、採用条件に合わせた応募書類の書き方も教えてくれます。
もし、あなたが間違えれば、修正をしてくれます。

そして、通常なら書類選考が通らないケースでも、通すことも出来ます。

その必殺技は、推薦状です。

これは、エージェントが人材紹介の依頼を受けている企業に出す、あなたの後ろ盾です。
これがあるのと無いのとでは、全く採用担当の見方が変わります。

さらに、電話を使って直接口頭でも推薦してきます。
ここまで来ると、流石にそこまで良い人と言うのなら一度会ってみようと多くの採用担当は思います。

私も、実際に推薦状を読んで会ってみて、書類だけでは解らないその人の良さが解り採用したことは何度もあります。

何度も書類選考が通らないとか、落ちているという人はエージェントを利用してみて下さい。

ただし、利用するエージェントはどこでも同じではありません。あなたに合っているエージェントでないと効果はありません。

エージェントについては、以下のページで詳しくまとめています。参考にしてみてください。

【経験者監修】障がい者におすすめの就職・転職エージェント

KumagaiKumagai
就職・転職アドバイザー

エージェントの広告や紹介しているメディアを見かけますが、あれは誰にも合っているわけでなく、幅広く不特定多数の人向けです。

障害やスキルやキャリア、住んでいる地域や年齢など多くのことから見ると、ひとり一人に合っているわけではありません。

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